ミュージアム・オブ・アメリカン・ファイナンス 久しぶりにニューヨーク旅行記の続きをお送りします。

滞在二日目の午後、ベジタリアンなランチに満たされたいとこ夫婦は、再びウォール街に戻り、後回しにした「ミュージアム・オブ・アメリカン・ファイナンス(アメリカ金融博物館)」にやって来ました。ランチ前に通りがかったときに目に留まった博物館なのですが、金融好きのいとこ夫が是非とも中に入りたいとのこと。中は涼しくてキレイなトイレもあり、休憩にも最適。偶然発見できた場所ですが、中に入ってみて良かった〜!

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【2008年7月1日】


Museum of American Financeのホームページによると、以前ブロードウェイにあったMuseum of American Financial History (アメリカ証券歴史博物館)が、 今年の1月にここに移転して最オープンした模様。


このバンク・オブ・ニューヨークの建物に入っています。
通りすがりに発見


ウォールストリートに出ていた博物館の看板。
こんな看板が通りに出てた

$10000札の展示など、いとこ夫の心を惹きつける文字がいっぱい。

中に入ると、まずは受付で入場料をお支払い。大人一人8ドルということで、二人で16ドル払ったら、素敵な階段をのぼって早速展示スペースへ。


館内は、天井が高く、ゆとりの空間。
ひろーい

人影まばらで、一つ一つの展示をゆっくりじっくり見学できるのが嬉しく、金融好きのいとこ夫にはかなり興味深い内容だったようで、ウキウキしながら見学にご出発。証券会社に勤務していたことがあるのに、なぜか金融関係はさっぱりダメないとこでも結構楽しめる展示もあり、かなりの時間をここで過ごすことになりました♪

そして、何と言っても、7月のニューヨークは本当に暑くて、ランチを食べたお店からここまで歩いてきただけでも汗だくだくだったので、エアコンがキンキンに効いている館内はまるで天国のよう!座って一息入れられるソファもたくさんあり、ここで程よく休憩できたおかげで、この後元気にあちこち観光に行けたのかも。

アメリカ金融博物館というだけあって、館内にはお金にまつわる興味深い展示がたくさんあり、中でも面白かったのが、普段目にする機会のないドル紙幣の数々。


500ドル札に、1000ドル札!
1000ドル札!

でも、これはまだ可愛い方で、


この桁の多さには思わず目が点!!
え?

これが表の看板にも出ていた10000ドル札かああ〜!

この紙幣展示室の前だけ警備員が常駐していたので、どの紙幣も本物なのだと思われます。これ1枚で100万円位の価値があると思うと、もう頭がクラクラ。ちなみに、以前は銀行間の決済等を中心に流通していた500、1000、5000、10000ドル紙幣ですが、1969年に流通停止となったそうなので、実物を見ることが出来るこの博物館はとても貴重だと思われます。


こちらは裏面にHAWAIIの文字が入った1ドル札。
ハワイ札

これはもしかしたら、太平洋戦争時に導入された紙幣なのかも・・?真珠湾攻撃の後、日本軍にハワイ諸島が占領されたときのことを考えて、資産が日本軍の手に渡った際の対策として、アメリカはハワイ諸島で流通していた紙幣を専用のものに変更したんだそうです。


やたらと大きかった昔の50ドル札。
大きい!


何だか見覚えのあるものが・・と思ったら、日本のsuicaについての説明でした。
カロリーメイト・・?

背景に写るカロリーメイトやマガジンに思わず反応してしまった(笑)。


こちらは、まばゆい程に金ぴか輝いている金塊と金貨。
マブシー

ああ、触ってみたい・・。


昔の機械式レジスターの展示もありました。
カチャカチャ

昔はスーパーでのお買い物でレジ係の人がこんなのをガッチャンガッチャンやっていたのかと思うと、なんだか楽しくなっちゃいます。


古ぼけた新聞は、1987年のブラックマンデー翌日のニューヨークタイムズ。
1987年のニューヨークタイムズ

1929年の大恐慌の再来か・・?という内容の記事で、こうした当時の新聞や映像を交えながら、これまでのアメリカ経済の流れについて説明されている展示スペースがありました。全部を理解するのはなかなか難しいことですが、歴史の勉強になります。


あらカワイイと思ったら、戦費調達のための国債だったらしい・・。
ディズニーボンド

太平洋戦争のための戦時国債がディズニーキャラクター柄とは、敗戦国民としては、なんとも複雑な気持ちになってしまいます。このカワイイキャラクターで集められたお金が、恐ろしい兵器を生み出す資金になったのかと思うと・・・。まあ、当時の詳しい事情は分からないですけどね。ちなみに、展示を見たいとこ夫は、ディズニー社の社債だと思い込んでたらしいです(汗)。


これは1783年頃のアメリカの地図。
ルイジアナ買収

アメリカがフランスから1500万ドルで領地を買い取った、1803年のルイジアナ買収前の地図だそうで、この地図を見たのがきっかけでルイジアナ買収について調べてみたりと、好奇心をかきたててくれる展示でした。


こちらは、ニューヨーク・セントラル・ハドソンリバー鉄道の債券。
鉄道債券

1830年〜1860年頃にかけて、債券や株式で集められた資金によって多くの鉄道が敷かれたそうで、これもそのときに発行された債券のひとつだそう。鉄道債券や株式は、その後約50年間、ニューヨーク取引所の主要銘柄として取引されたそうです。この展示には「紙(債権や株券)で出来た鉄道 "Paper Builds the Railroads"」というちょっとロマンチックなタイトルがついていました。投資は自分のためだけじゃなく、夢やロマンを実現する企業を応援することにもなるんですね。


何やらハイテクそうなマシンは、いとこ夫憧れのブルームバーグの情報端末。
いとこ夫憧れの

金融業界のトレーダー等が使うプロフェッショナル端末で、契約すると月額ウン十万円かかるとのこと(汗)。それを自由に触れる状態で展示されているのは魅力的でしたが、如何せん使い方が分からないんですよね〜^^;

ちなみに、これがあれば世界中の最新ニュースが見られる上に、世界各地のおいしいお店の案内までしてくれるんだそうな。なんと便利な!


ギフトショップ前に置かれていたカウチは、やたらとピカピカ。
ピカー


これが全部コインで出来ているからビックリ!
ピカピカー

座り心地は果てしなく硬そうですが(笑)、これもギフトショップの商品なんだとか。買って家に置いてもし泥棒が入ったら、真っ先に持っていかれそうなほどにピカピカです^^;


そのギフトショップには、ニューヨーク証券取引所のロゴグッズも。
NYSEの

今は内部見学できないNYSEだけに、ロゴグッズが手に入るのは嬉しいかも。


ドル札模様のトランプも売ってました。
プレイングカード

取り扱われている商品は、さすがにどれも金融にまつわるものばかりで、とても個性的。ミュージアムに訪れたときは、最後に是非立ち寄りたい場所です♪

■MUSEUM OF AMERICAN FINANCE■
48 Wall Street
New York, NY 10005
Tel: (212)908-4110

夏季開館時間 (2008年7月4日から9月30日まで)
月曜 - 金曜 10 am - 4 pm

通常開館時間 (2008年10月1日より)
火曜 - 土曜, 10 am - 4 pm

入場料: 大人 $8; 学生/シニア $5;
ミュージアムメンバーと6才以下の子供 無料

今回はいとこ夫の希望で内部見学してきましたが、こうして帰国してから調べてみると、あれはそういう意味のものだったんだ!と、後から気付くことがいっぱいあり、現地で実物を見てるときにこの情報を知っていたら、もっと感慨深いものがあっただろうな〜と思ったり。よって、もし次回訪れる機会があれば、そのときはもっともっと多くの展示品を深く理解できるはず!アメリカの金融とその歴史に興味のある方には、かなりオススメできる博物館です。

次は、カップケーキ屋さんにおやつを買いに行きます!

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