東北旅行一日目・1 こんばんは、いとこ姉です。

今年の夏休みは岩手&秋田へ二泊三日で行って来たいとこ姉家。旅の主なお目当ては、最近天体にはまりだした息子の為に小岩井農場の天文台を見せる事と、男鹿半島のなまはげを体験する事!東北は未踏の地に近かったいとこ姉家ですが、とっても楽しかった旅行の様子をレポします。

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今回の旅行も赤組のいとこ姉家はJALのツアーを利用。マイカーで1000円で行く事も考えましたが、首都圏からは高速を使ってもかなりの時間がかかるので飛行機でビューンと北上する事にしました。


先ずは羽田のカードラウンジで朝ご飯。
カードラウンジ

クロワッサンで朝食です。


クロワッサン大好き坊やもモグモグ。
ヤム


7:45の秋田行きで出発〜。
折り紙

離陸前にCAサンが玩具を持ってきてくれました。折り紙をチョイス。


水平飛行になってふと気付いてみれば、機内はガラガ〜ラ。
機内

三割位の搭乗率で、この前のスキー帰りの旭川便より空いている。クラスJにしようか悩みましたが、クラスJだけ密集して混みあっている感じなのでこれなら普通席で正解かも。


空いているからドリンクサービスも早い早い。
ドリンク

息子はコーラ。私もダンナもスカイタイム。


ちゅーっと飲んだら、もう降下を始める飛行機。
チュー

この日は秋田新幹線も止まっていたほど、大雨だった東北地方。秋田空港周辺は積乱雲が発生しているので、揺れや着陸を見合わせる場合があると機長さんのアナウンスが流れて一瞬固まる機内・・。CAさんも早めに着席されてました。

無事着陸できたものの、着陸の15分前位からは物凄い大揺れで(涙)。乗り物酔いは全くしない息子が「胃が持ち上がって変な感じ」と言うし、降機後だんなは「あと15分乗ってたらもどしてた」とか言うし(汗)。近年まれに見る揺れでした。機内はちびっ子が泣き出したりして、さすがにちょっと怖かった。でも揺れていてもスムーズな着陸で、機長の確かな腕前に惚れました〜。


空港に着いたら、レンタカーを借りて東北を横断。最初の目的地、岩手の遠野を目指します。
レンタカー


深い緑に心癒されるいとこ姉家。
ドライブ

しかし岩手に近付いてくるにつれて激しくなる雨。高速を降りてしばらくすると、天が抜けたかのような豪雨に遭遇。予想していたよりも遠い遠野(だから遠野?)。悪い天気も相まってブルーになるいとこ姉家でしたが、そんな気分を吹き飛ばせとばかりに道の駅「みやもり」にちょっと寄り道。


名産のわさびを使ったわさびソフト。息子はラムネ味のアイスをイタダキマス。
アイス

わさびソフト、最初はダンナもウマウマ食べてたのですが段々わさびが利いてきた模様。最初は余り感じないわさびのツーン感が徐々に残ってくる感じで、だんなは途中でギブアップ。残りを私独りで食べましたが、美味しいんだけど食べ終わった後はツーン感炸裂でした。美味しいけど、もう少しわさびの味は控えめな方が好きかも〜。


この道の駅からは有名な「めがね橋」も見られるのですが、この日は土砂降りで。
大雨

晴れていたら、森林浴も出来て最高の景色なんだろうな。。


ソフトで小腹を満たしたら、引き続き遠野を目指します〜。
遠野


山道を走ってようやく目的地の遠野・伝承園に到着!

伝承園

予定していたよりも時間が掛かってしまったし、お腹もぺこぺこだったので伝承園のお食事処で早速ランチを食べる事に。


古民家が改築されて、郷土料理を出すお食事処になってます。
店内

店内は遠野の雰囲気満点で、雨で下がりがちだった気分も盛り上がります!
お店は着席前にお会計を済ませるスタイル。

程なくして、お料理が運ばれてきました。


ダンナは確か伝承園定食。
伝承園定食

この地方の郷土料理のひっつみ(写真右下)と、けいらん(写真右上)にその他山菜にほかほかご飯にお蕎麦まで。ひっつみとはすいとんのような汁物。けいらんはお餅の中に漉し餡が入った物を茹でた物。どちらも遠野地方に伝わる郷土食です。これがどれも美味しい!

ひっつみは薄味だけどお出汁がしっかり利いている感じ。けいらんもあんこがふんわりして優しいお味だったそう。お蕎麦もしっかり蕎麦の香りがして、こしがありまくり。何と言っても、特筆すべきはご飯の美味しさ!ツヤツヤご飯は新鮮ほかほかでお米の甘味がお口に広がって、だんなはしびれておりました。コレで1,100円なんだから激安です。


息子は、ざる蕎麦。
ざる蕎麦

ここのお蕎麦は本当に最高!平たい蕎麦はこしがあって、お口に入れれば蕎麦の香りが広がります。うどんよりお蕎麦派の息子もヤムヤム食べておりました。


りんごジュースもたったの100円ですが、優しい甘さでウマ〜。
ジュース

このクオリティー、東京では100円でなんて絶対に飲めないと思う。


私は、ひっつみ。
ひっつみ

素足にミュールで来たら東北は思いの他寒かったので、温かい汁物で暖まりたかったのです。 何処かで食べた事のあるような優しいお味で、出汁が利いていて心底温まるような感じ。 鶏肉もほろほろ柔らかで、無言で食べ続けちゃいました。

ざる蕎麦もひっつみも500円というファストフードよりお安いプライスなんだから驚きです。体にも良いし遠野最高〜〜。

大満足でお食事処を後にしたら、伝承園に入園します。

何故伝承園に来たかったかと言えば、この地方独特の家屋「曲がり屋」を社会で日本各地の事を学び始めた息子に見せたかったという訳。相変わらず土砂降りの雨ですが、園内に入ると本物の曲がり屋が!


写真で見たとおりだーと感激の息子。
雨の中

ちなみに曲がり屋とは、岩手の農村に見られた上から見るとL字型をした家屋の事。農耕に馬を使っていた時代に、馬の暮らす厩と人間の暮らす家を一つに繋げて冬の寒さから馬を守るために考え出された住宅です。

中に入ると厩が〜。教科書の通りだわーと感激していると、厩の中でうごめく何か・・・。


ぎゃーー、か、かかかか蚕がいっぱいーー(泣)。
ギャー

蚕の神様を祭っている伝承園では蚕絶賛飼育中のようです。息子は学校で蚕を育てている事もあり、可愛い可愛いと大喜び。


横には蚕の繭玉を使った糸紡ぎもあり、息子も挑戦。
糸紡ぎ

珍しい体験が出来て良かったけれど、姉的には膨大な数の蚕のトラウマが。。


居間に入ると囲炉裏もあって、初めて見た息子は感激。
囲炉裏


奥に入ると繭玉がぶら下がっていて、その下にはまたまた蚕様が。
廊下

また!


遠野は養蚕が盛んだったようで、その展示もあり。
ヒ

蚕を学校で育てていた息子は、蚕の一生に興味津々でした。


その蚕の神様を祭った御蚕神堂。
おしらさま

壁に1000体のオシラサマが祭られています。オシラサマは養蚕の他農業・馬の神様、「よい事をしてくれる神様」として信仰されているのだそう。この場所だけ時が止まったような、何とも神秘的な空間です。しーんとして、ここだけが外界と隔てられているようなそんな印象を受けました。

本物を見せたかった曲がり屋も見せる事が出来、蚕にも親しむことが出来て楽しかった伝承園。 遠野にはこの他にも曲がり屋や、かっぱが住んでいると言われる河童淵等民話にちなんだ場所、遠野昔話村等色々あって散策したかったのですが、あいにくの大雨。時間も予定より押しているし、雨もひどくなってきているので、この辺で遠野は切り上げる事に。

郷土料理も最高に好みだったし、もう少しゆっくりしたいなーと遠野に後ろ髪を引かれながら次の目的地へ向かいます。

次回へ続く〜。

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