なまはげ こんにちは、いとこ姉です。夏の東北旅行レポの続きをお送りします。

東北旅行も最終日。旅も佳境です。イスキアを出発したら、田沢湖に来たならばという事で、まずはたつこ像のある場所へ向かいました。ホテルからは車で15分位走ったような。田沢湖って広いです〜。

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湖の中に佇むたつこ像。
たつこ像

観光的なびかびかしたものを想像していたのですが、湖に佇む姿は幻想的な雰囲気があります。


たつこ姫伝説には全く興味が無い息子。
全く興味が無い息子

これは本物の金?とそっちが気になるようでした(笑)。


たつこ像の傍には湖に張り出したように建てられた浮木神社があり、たつこ像の雰囲気と相まって厳かな感じ。
浮木神社

この日はあいにくのお天気で風も強かったので、神社の桟橋(?)の様な所を歩くと湖水がじゃぶじゃぶと打ち寄せて結構な迫力!


そこへ昨日断念した遊覧船がやって来ました。
遊覧船

強風で波立っている湖面でぐわんぐわん揺れている遊覧船。船に弱いいとこ姉は乗らなくて正解でした。でも湖の中央部へはこの船でないと行かれないので、ちょっと残念。湖の真ん中から見る山々の景色はまた違っている事でしょう。ちなみにこの日は七月とは思えないほど寒い田沢湖でした。

神社にお参りをしたら、次の目的地へ。


田沢湖の次にやって来たのは、武家屋敷の町並みが広がる、みちのくの小京都角館。
みちのくの小京都角館

江戸時代に迷い込んでしまったような町並み。

武家屋敷の中に素敵なお店も点在していて、ゆっくり散策したかったのですが、駐車場が便利な場所に中々見つからず。雨が降り出していたので、武家屋敷の近くに駐車したかったのですが、地図に出ている大きい駐車場は何故か軒並み閉鎖中で(涙)。桜のシーズン以外は開けてないのかなぁ。なんとか車を停めて、散策をはじめたら傘が抜ける程の豪雨(私は雨女)。


でも折角なので武家屋敷を見学。
武家屋敷

一部を除いて、内部の見学は出来ない武家屋敷が殆どで縁側から中を眺める感じ。


苔むしたお庭が雨に濡れて素敵。
苔むしたお庭


大河ドラマの世界にタイムスリップしたようです。
天地人

記念撮影

ふと気付けば、いつのまにか息子が「天地人」のオープニングテーマを口ずさみながら歩いているのが可笑しかった(笑)。子供心にも武士の時代の風情を感じていたようです。 ビバ、武士道〜!


何軒かの武家屋敷を散策したところで、雨が猛烈になってきたので角館名物のもろこしのお店に立ち寄って角館見物を終わりにする事に。
もろこし


息子のおやつ用にお饅頭ともろこしを購入。
お饅頭ともろこし

もろこしは落雁を上品にしたような感じで、息子好み。お饅頭も美味しくて、今思えばもっと買えば良かったなぁ。


名物の稲庭うどんのお店もありましたが、満腹なので断念。
稲庭うどん

武家屋敷を改装した気になるカフェもあったし、今度は晴れている時に一日かけてゆっくり武家屋敷の散策をしてみたいな。角館は、時間がゆっくりと流れているような良い町でした。

角館をもう少し楽しみたかったなーと思いつつ、秋田最大の目的地へ車を走らせます。途中から秋田道に乗ると物凄い雨!運転の当番だったいとこ姉は視界の悪さと戦いながら必死で運転!男性陣は後部座席で二人共ひっくり返って爆睡(ムー)!


角館から二時間ほどでようやく目的地に到着しました〜。
キタ

目的地はなまはげの本場男鹿半島!高速を降りて休憩で立ち寄った男鹿半島入り口の観光案内所では、巨大ななまはげがお出迎え。ここでダンナと運転を交代し、いざ男鹿へ〜!しばらくすると息子も起き出し、その頃には雨も上がっていました。

そう言えば今日はお天気が悪いからババヘラアイスに会えないねぇと喋っていると、


道端にパラソル発見!
ババヘラアイス

今日もババヘラアイスゲットです♪息子も一緒に降りて、大きい缶の中からすくってもらえるアイスに興味津々。


ババヘラアイスを持って嬉しそう〜。
おいし〜

おいし〜とニコニコです。シャクシャクした食感がシャーベット好きの息子のツボなようで、秋田は道路でアイスが買えて良いなーを連発していました。


だんだん車は山深い道へ入っていき、
山深い道へ


着いた所はなまはげ館!
なまはげ館

なまはげに関する資料館で、お隣にある伝承館ではなまはげを体験学習出来ます。いとこ姉家はお得な伝承館との共通入館券を購入。伝承館での開講時間までまだ少し時間があったので、先になまはげ館の見学をする事に。なまはげ館を見ている途中に伝承館の開講時間になっても、伝承館を見終えた後で、またなまはげ館に戻って来て見学出来るそう。


なまはげ館の中を見学していくと、なまはげ変身コーナーが。
コスプレ

息子になまはげになりなよーと言うも、息子は絶対いやだと断固拒否。被り物好きなのに、なまはげに変身したら人間に戻れなくなりそうだと恐怖心が働いたようです(ぷぷぷ)。


こーんな各地域のなまはげを見学していると、
各地域のなまはげ

ぐおおおーーーと言う大声がして、突然奥からなまはげが走ってきました!ぎゃあああと猛スピードで逃げる息子。追うなまはげ。私とダンナは驚きながらも可笑しくてタマラナイ(←助けない・笑)。


あっという間にこんな風に捕まって、
なまはげと

「おがあさんの言うごと、ちゃんと聞いてっがーー」と来て早々説教される息子でした。 お説教の後嵐のように去っていったなまはげを見送っていると、係員の方が「今日は団体さんが来ているから、なまはげさん出てきたんですよ。ラッキーでしたね。普段はこんな事ないんですよ〜」との事で。息子にとってはラッキーだったのか、そうでなかったのか(笑)。

そうしているうちに伝承館で開講の時間になったので、資料館の見学を切り上げて伝承館へ。


写真右側の石造りの建物が資料館で、木立の奥に見える曲がり屋が伝承館。
自然いっぱい

自然いっぱいのお庭で早速遊んでいる息子。

ステステ歩いて、


そのうち張り切って走り出しました。
まだ平和

この後どんなものが待っているのかも知らずにねぇ(笑)。伝承館は萱葺き屋根の古民家で、この中でなまはげを体験できます。


玄関を入るとすぐ囲炉裏があります。
囲炉裏

中は薪がぱちぱちと燃える音だけが響く静かな空間。


靴を脱いで奥に上がると、客間がありそこが開講の場です。
古民家

まさに昔の田舎の日本家屋と言った感じで、薄暗くてちょっともの寂しい雰囲気。 昔話の中に入り込んだような不思議な感じです。

そういえば元気に走っていた息子がすっかり大人しくなったな〜と見ると、


固まって正座していました(笑)。
石

この雰囲気にすっかりビビり気味のようで、口数も少ない息子。「○くんは良い子なんでしょう〜?じゃあ、なまはげが出てきたって何もこわくないじゃない?」と息子をいじっていた私ですが、この後あんな事になろうとは・・。

怖い被り物で有名ななまはげは厄除け、豊穣や豊漁の来訪神として男鹿半島では大事にもてなされているそうで。こちらの伝承館ではそのなまはげがやって来る大晦日の晩を再現した寸劇のようなものが行われます。

まず、なまはげを先導する先立ちという役目のおじさんが来て、家の主人役のおじさんになまはげを入れても良いかと確認をとり、しばらくすると・・・

玄関の方からガタガタ音がし出し、ぐうおおおおおおーーと唸り声がしたと思ったら障子がスパーンと開いてなまはげ登場!


あああ、びっくりしたーーー。
キター


そのうちシコを踏んで、家中を歩き回ります。
なまはげーー

なまはげはやみくもみ家を歩き回るのではなく、必ず家の主人の確認を取ってから家に上がり、上がってからもその動作に昔からのしきたりがあるのだそう。(その年に不幸や出産があった家には来ないらしい)

家の中を歩き回って「ナマケモノはいねえがーー」と暴れまわったら(ここまでで観客の間も歩き回り充分怖い)、家の主がなまはげを膳でもてなし問答があり、お酒を振舞い来年の豊作を祈願します。


お膳の前では礼儀正しく振舞うなまはげがちょっと可愛い♪
儀式


息子も真剣に見学。
じーー

おもてなしも終盤になり、このまま無事終わるのかと思っていたら、


なまはげの一人が持参した帳面を持ち出して雲行きが怪しくなってきました。
雲行きが

「さっきから良い事ばっかり言ってるが、お前の所の孫の一郎は学校から帰ってもテレビゲームばっかやってるとここに書いてあるどっ!」と言い、客席を「一郎出て来い〜!」と歩き回るなまはげ。観客の老若男女、ぎゃあぎゃあ大騒ぎです。


「一郎!勉強しなきゃいかんぞ!」と締められる息子(笑)。
お説教

そして何かなまはげの一人と目が合ったような気がしたと思ったら、「みつこ(=この家の嫁という設定)は夜カラオケさばかり行って、朝は寝坊して80過ぎのばあさまが代わりに飯作ってるそうじゃねえがっ」と言いだすなまはげその1。そうしていたら「みつこ、見つけたぞ!」と言って、なまはげが私のところへーー(涙)。「みつこ、朝ちゃんと起きて働けよー」と、腕を掴んで説教されました。

横でウケまくるダンナと息子(朝ちゃんと起きてご飯作ってるのを知っているのに助けてくれない)。ようやく家の主人がやって来て「これはうちのみつこじゃねぇ」と言って、なまはげをなだめてくれ開放されました。うわーん。

人がやっているとは判っていても声がどすが利いてるし、お面で表情が判らないしで迫力満点。はっきり言って怖いです。旅行から帰ってしばらくの間は、だんなに「みつこ」と呼ばれる私でした(怒っ)。

そんなこんなでなまはげ館の見学を終えたいとこ姉家。


息子はベタなメダルを見付けて、帰り際に作成。
メダル

息子にはママの言う事をちゃんと聞かないとなまはげが山の上から見てるってよ〜と言うも、「ママもなまはげに怒られないようにちゃんとしなさいー」と逆に言われてしまい、こんなはずでは〜。まあ、でも滅多に体験出来ないなまはげを体感出来たので、良い経験になったかな?

なまはげ館を後にすると、お腹が減ったので近くの入道崎で海産物を楽しむ事に。


晴れていれば絶好のサンセットポイントな入道崎もこの日は曇り。
入道崎


入道崎のすぐ前には、広大な駐車場に面した海産物を食べられるお店兼お土産物や店が軒を連ねています。
海産物

ダンナがガイドブックからチョイスしたニュー畠兼に入る事に。

ニュー畠兼の前には、動いて叫ぶなまはげ人形があり、ここまでなまはげ攻めだと、息子もいい加減慣れてきたそうで笑顔でカメラに収まります。TOPの画像をクリックして拡大していただくとお分かりいただけるかと思いますが、息子が頭に巻いている藁はなまはげの衣装から落ちたもので、コレを頭に巻いておくと頭が良くなるそうで(自然に落ちたものでないと意味が無いらしい)。しっかり巻いておきなさーい(笑)。

オーダーを済ませて、しばらくするとお料理登場〜。


魚食大好きな息子は渋く焼き魚定食です。
焼き魚定食

どんな焼き魚が出てくるのかしら?と思っていたら、何と鯛でした。お値段1,260円の定食で鯛が出てくるとは、さすが目の前が海なだけあります。


身がホックりとした鯛でした。もずくも旨味〜。
鯛

塩加減もグゥ〜。


息子もご飯と鯛のハーモニーに酔いしれていました。
ご満悦


私は蟹ラーメン。
蟹ラーメン

あっさり塩味と蟹がマッチして美味しいです。蟹の身をほぐすのが面倒だったけれど、息子も「蟹もっとちょうだい!」と言う程味が染みててこれまた旨味♪



ダンナはガイドブックで目を奪われていた海鮮丼を。 海鮮丼

つやつやご飯にプリプリ新鮮なイクラやウニ。これが美味しく無い訳ありませぬ。東北は米が上手いと、ここでもまた感涙にむせぶダンナなのでした。

ご飯を食べ終えると、そろそろ良い時間なので空港へ向かう事に。本当は男鹿の温泉で最後のお風呂や、水族館GAOも見学したかったけれど時間切れ。次回の宿題です。


空港へ向かう途中、食後のデザート休憩をこちらで。
男鹿のスイーツ処ゴンタロー

男鹿のスイーツ処ゴンタロー。


リーズナブルで可愛らしいケーキが沢山〜。
ケーキ


このシロクマさんのケーキが気になったけど、この後飛行機に乗るので断念。。
白クマ


私のお目当てはソフトクリーム。
ソフト

こちらのお店の和菓子にも使われているというあずきが乗ったバニラあずきソフトと悩みましたが、本日三つ目のアイスなので自主的に自粛しソフトクリームにしました。


乳なお味で中々の美味しさ♪
ソフト!

でもやっぱり朝のイスキアのソフトの横綱級の美味しさには叶いませんー。

よくアイスばっかり食べるな〜とダンナに呆れられながら、男鹿半島にサヨウナラ。 一路レンタカーは秋田空港へ。

次回、東北旅行の最終回へ続く〜。

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